良質なプラセンタと出会うためのチェック項目

購入する前には「抽出法」にも注目しましょう

プラセンタの失敗しない選び方

こちらでは、品質の良いプラセンタを選ぶポイントについて馬渕先生がレクチャーしています。単に価格や含有量が高ければ、良い製品とは限りません。良い商品を見極める方法とは?

プラセンタは、「若がえり効果」「アンチエイジング」 「美肌効果」などといった美容面や、肝臓疾患や鬱、 更年期障害、虚弱体質、生理痛などの健康面にも、効果が期待される魅力のある素材です。
その人気ゆえに、プラセンタ製品はたくさん登場して います。その中身をみると、実に千差万別。自分自身 でも飲んでみたくなるものから、ちょっと首を傾げて しまうものまで、様々です。また、内容に見合わない 価格で売られているものなどもあります。

効果の出る「プラセンタ」を選ぶポイントは?

本当のプラセンタの効果を得たいならば、「プラセンタ」という名前に踊らされず、品質の良いプラセンタ製品を選ぶことが大切になります。では、品質のいいプラセンタを選ぶポイントとは、何なのでしょうか?

大きな目安ではありますが、品質のいいプラセンタとは、「原料の良しあし」、「プラセンタの抽出法(製造過程)」で決まると考えています。

そして、プラセンタ製品を購入するときは、「品質の確かさ」、「自分のニーズに合ったプラセンタの種類」、「価格、配合量」などをチェックして選ぶことをおすすめしたいと思っています。

プラセンタは「品質」がポイント!

プラセンタは、その品質によって、得られる効果が大きく違ってきます。
品質チェックをする際、例えば動物性のプラセンタであれば、どのような出生で、どのような環境で育てられているかなど「トレーサビリティ」を確認するとよいです。
原料となる動物の育て方や管理次第で、プラセンタの有効成分が変わってきてしまうからです。
また、産地もチェックしたいところ。商品によっては、産地が不明なものもあります。

有効成分に差が出る「プラセンタの抽出法」もチェック!

プラセンタは抽出法によっても品質が大きく変わります。
動物の胎盤からプラセンタエキスを抽出するプロセスはとても大事で、胎盤に含まれる豊富な有効成分を、壊さずにどれだけ抽出できるかは、抽出法によって大きく変わってきます。
代表的な抽出方法を挙げてみますので、よりよい抽出法を知って、製品を選んでいきましょう。

加水分解法

塩酸などの強力な酸によって細胞膜を溶解し、細胞内の成分を抽出する方法。この方法は有効成分が酸で分解されてしまうというデメリットがあります。

凍結融解法
急速に凍結した胎盤を解凍するときに細胞壁が壊れるという作用を利用するもので、一瞬で凍結させてから解凍させて、細胞内の成分を抽出する方法。簡単な方法ですが、胎盤の細胞膜を破壊してしまうために、細胞内の有効成分の抽出率が低く、また有効成分が不活性化となりやすいといわれています。現在では、あまり用いられなくなりました。
酵素分解法

低温処理した胎盤の組織細胞を、酵素で分解し、プラセンタの有効成分を抽出する方法。プラセンタの有効成分の抽出率が高いといわれています。
しかし、この抽出法は技術力(抽出技術・酵素の種類、温度条件など)によっても、有効成分の抽出に差が出るもので、製造会社の技術が問われる方法でもあります。

凍結酵素抽出法

「凍結融解法」と「酵素分解法」の長所を合わせた抽出法。凍結融解の有効成分の抽出率が低いという問題を酵素により克服した抽出方法になります。有効成分を壊さずに抽出できます。
ただし時間と費用がかかるためコストが高くなり、抽出されたプラセンタの価格も高いです。

分子分画法

細胞内部から取り出したい有効成分だけを通過させる特殊なフィルターを使い、有効成分のみを取り出す方法。抽出法としては、非常に優れているといわれていますが、精度が低いフィルターを使用すると、有効成分の一部が除外されてしまうこともあり、高い技術が必要となります。
大変に信頼がもてる抽出法ですが、コストがとても高いために、プラセンタの価格も高くなります。

その他

独自の抽出法を用いている企業もあります。

プラセンタの有効成分を壊さず抽出するためには酵素分解法・凍結酵素抽出法・分子分画法などが有効だといわれています。また、メーカー独自の抽出法を採用しているケースもあります。
抽出法が信頼できるものかどうか、説明をしっかりと読むこと。これも大事なチェックポイントです。

購入前には、こんなポイントも確認しよう!

あとは、自分のニーズに合ったプラセンタの種類や、価格、配合量などを見て、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

「プラセンタの種類」で選ぶ
豚、馬、羊、植物…それぞれのプラセンタには特徴があります。それを知って、自分が望んでいるプラセンタを選ぶこともおすすめです。
豚プラセンタ
豚プラセンタは、その分子構造が人間のものに似ているため、体内に入ってからの吸収率が高いと考えられています。
しかし、豚は病気になりやすいため、病気を予防する目的でワクチンや薬剤の投与を受けている可能性があります。
現在、豚プラセンタの中で、品質の良さや安全性の高さを実現して注目され使用されているのが、「SPF豚」です。SPF豚は、健康状態や衛生状態の管理を徹底して育てられるために、品質も良く、安全性が高いといわれています。
馬プラセンタ
馬プラセンタは、他の原料に比べて栄養価が高く、特にアミノ酸の含有量が高いのが特徴です。細胞を再生させる因子であるEGFなど、美容業界で注目されるアミノ酸成分が多く含まれています。
また、馬は豚などと比較しても丈夫で病気になりにくいため、薬剤の投与などをする必要がなく、安全性に関しても高いといわれます。
羊プラセンタ
羊はとても丈夫な動物で病気になりにくく、薬剤などの影響をうける可能性は低いといわれます。また、羊プラセンタはアミノ酸組成が人間のものと似ていることから、ヒトへの親和性が高く、身体に浸透しやすいのが特徴です。
植物プラセンタ
植物プラセンタの原料は、植物の胚から抽出されるものです。そこには、動物性のプラセンタと同じように、タンパク質やアミノ酸をはじめ、女性ホルモンと類似したイソフラボン、ミネラルやビタミンが含まれています。ただし、動物性プラセンタの最大の特徴である「成長因子」は、含まれていません。
安全面では優れていますが、プラセンタの効果としては動物性プラセンタの方が高くなります。
「1日あたりの価格」「1日あたりの含有量」もチェック!

サプリメントは、毎日継続することで効果が期待できるものです。継続するためには、「1日あたりの価格」などを考え、コストパフォーマンスの良い製品を選ぶことも大事なポイントになるでしょう。
さらには、プラセンタの含有量もチェックしてみるといいでしょう。高い含有量であれば、それなりに高い効果が期待できます。ただし、数字が大きいからといって、プラセンタの含有量が高いとは言い切れませんので注意が必要です。

ひとつ例を挙げてみると、プラセンタには、エキスを使用しているもの、原末(エキス末)を使用しているものなどがあります。

エキス(原液) 水分が多く含まれ、不純物が含まれていることも。
原末(エキス末) エキスの水分と不純物を取り除いてできた、濃縮粉末。

原末は水分を除き濃縮されているので、同じ含有量でもエキスとは濃度が違います。
たとえば、「エキス100mg配合」と「原末100mg配合」では、原末の方が濃度は高く、多くのプラセンタ成分を取ることができます。
含有量をみるときには、このあたりを頭においてチェックしてみるといいでしょう。

高ければ効果があるものでもありませんし、毎日続けられるからと安いものを選べば良いということもありません。コストパフォーマンスの良いプラセンタとは「質と量と価格が見合ったもの」です。

プラセンタの知識をつけて、自分に最適なお気に入りのプラセンタを探してみましょう。

馬渕知子先生 プロフィール
マブチメディカルクリニック院長。専門分野は、分子栄養学やアンチエイジング医療。
東京医科大学医学部医学科卒業後、東京医科大学病院に勤務。その後、あらゆる科との提携を結び、人間の体を総合的にサポートする医療を推進すべく、マブチメディカルクリニックを開設、同院長となる。医師としての立場から考える、美しく健康的に生きるための秘訣を、女性誌やテレビ番組などでも発信中。
http://www.hospita.jp/1215284/

馬渕知子先生

PAGE TOP